絶倫ファクトリー

生産性が高い

哲学

「ゆるふわ愛されポストモダン」

「現代思想的なポストモダニズムで、男を誘惑する10の方法を大特集」 1.授業の席で、構造主義に乗せた手をそのままゆっくりとリオタールの「ポストモダンの条件」のほうに持っていっちゃえ!2.無知のヴェールを口にくわえてさりげなく頭から落としちゃえ!…

漫画「ぼくらの」と宿命

最近ふと、「謂れのある宿命・謂れのない運命」どちらが残酷で、どちらが自由なのだろうか、ということを考える。【送料無料】ぼくらの(1)ジャンル: 本・雑誌・コミック > その他ショップ: 楽天ブックス価格: 590円楽天で詳細を見るこの「ぼくらの」という…

語りえぬ、の境界

詭弁どころか自分の知識不足をさらしかねないと思っていたので書かなかったが、ここで間違いを指摘されるのも勉強のうちと思い書く。ヴィトゲンシュタインの放った「語りえぬことについては沈黙せねばならない」という言葉。字面だけだと「不言実行」みたい…

チョコパイに関する一考察―思考、それは現実逃避―

もし人生の最後の晩餐に何を食べたいかと聞かれたら、地元の肉屋のチキンバーとロッテのチョコパイだと言ってはばからない僕です。嘘です。今決めました。 そんな僕がミニチョコパイを買ってみました。これ230円で8個入りなんですが、買って家に帰って気付く…

方法序説

うんうん、デカルトが頭がいいことは分かった。何か気象学やら光の関係についてかなりグダグダ述べてる。ただ、どうやら彼は神の存在を通して「真」なるものを見ているようだ。そして、この本における中国人への蔑視とも取れる表現を見る限り、一神教のない…

ー読書日記ー#3 公共哲学とは何か 山脇直司

アマゾンのブックレビューで非常にうまいのを見つけちゃったんでなかなか書く気が失せたけど。リベラルな文体ながら、決して普遍主義一辺倒にならない形で公共性の在り方を描いている。「活私開公」は本書のメインテーマであり、最終的な目標でもある。これ…

理解についての考察

たとえば「雨が降る」という言葉は、それ自体にその現象そのものの適切な説明があるわけではない。「雨」とは我々があくまで便宜上つけた言葉であって、正しくは水だろうし、その水という言葉もH2Oという化学式に還元できる。そしてその化学式も、結局人間が…