絶倫ファクトリー

生産性が高い

今井哲也『ぼくらのよあけ』と阿佐ヶ谷住宅

ぼくらのよあけ(1) (アフタヌーンKC)作者: 今井哲也出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/06/23メディア: コミック購入: 26人 クリック: 352回この商品を含むブログ (61件) を見るAmazonより。 西暦2038年、夏。人類が地球から宇宙を見上げている、そ…

『思想地図β vol.1』と第11回文学フリマ コンビニ論を書きました。

いまさらですが『思想地図β vol.1』の感想 「晩年のウォルト・ディズニー(一九〇一―一九六六)は死の間際に至るまで、熱心にショッピングモールの視察旅行に出かけていたという」この速水健朗「なぜショッピングモールなのか?」(『思想地図β vol.1』)の…

戻らない日常のために、出来ること

3.11震災以降、「日常」という言葉をよく目にする。震災によってそれは送り過ごすものから取り戻すべき対象に変わった。時に「有事」という言葉が添えられ、あたかも戦争下に置かれているかのような比喩も目にする。さすがに戦争の例えは行きすぎている。第…

「ソーシャル・ネットワーク」と「縦の力」

対比が綺麗に描かれている映画だった。冒頭がまず美しい。フェニックス・クラブのいわゆる「リア充」たちがリアルソーシャルグラフを使ってお楽しみのころ、1人のギークが作り出した美人投票システムが多くの人を楽しませている。この対比が一つの画面の流れ…

MacBook Air 11インチ欲しい!

MacBook Air 11インチ欲しい!最近、周囲のWindowsユーザーがMBAを買っていて、粛々とMacユーザーが増えている。というわけで、欲しい!今VAIO Xを使っているのだが、やはりAtomはきついなと思うこともあるので。

「TRON:LEGACY」を観た。

すっかり月刊化が激しいこのブログですが、本年もよろしくお願いいたします。 「TRON:LEGACY」を観た(ネタばれあります) Twitterではというか自分のタイムラインでは評判が良くなかったのだけど、お正月だし良いでしょうということで川崎109シネマズへ。3D…

1日1マインドマップという目標を立ててみた

昨日から1日1マインドマップを目標に掲げた。12月からだ。なぜ今更始めたかというと、今月で2010年度の3/4が終わる。勤め先は半期ごとに次期の目標設定と前期の目標達成度合いを見る。半期の半分、要はQ3が終わる今月は、これまでの進捗と残りの3ヶ月の計画…

紙の同人誌が許されるのは電子書籍元年までだよねー←今年はセーフ!

「電子書籍元年」の呼び声が寿命間近のセミ程度に落ち着いたころになって、ようやく国内大手2社の端末が発表された。SONY ReaderとSHARPのGALAPAGOS。お仕事用ブログの方でひとつエントリにしようと思いいろいろ調べていたのだけど、しかし今年は「電子書籍…

あこがれは身を滅ぼす

過度のあこがれは身を滅ぼす。「この人のようになりたい」「あんなふうになりたい」という願望だけが先走り、行動を支配する。願いだけが空回りし、時間だけが過ぎていく。ロマンティシズムを説明するのによく僕はルームランナーという比喩を使う。走っても…

mixiとFacebook、UXの差

最近、Facebookという単語をTwitter上でちょくちょく見るので、こんなエントリをお仕事用ブログに書いてみた。accelerated-afterimage.com僕自身もFacebookを最近よく使っている。Facebookはmixiとよく比較されるが、実際mixiは非常によくFacebookを研究して…

都市の隙間

iPhoneの電池が切れることは、こと山手線内部では遭難を意味する。「そう、それが新宿駅や大手町駅のダンジョンでなくともね」とジョブズが言ったかどうかは知らないが、ワタリウム美術館への道中、表参道で散歩と称した迷子になっていた。迷子と称した散歩…

モダニズム建築と日本の伝統建築

人類と建築の歴史 (ちくまプリマー新書)作者: 藤森照信出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2005/05メディア: 新書購入: 3人 クリック: 25回この商品を含むブログ (39件) を見るふと気になることがあって読み返していたら、ぽろぽろと忘れていた内容があって面…

インターネットとカジュアルな狂気

インターネットの普及がもたらした功罪は山ほどあるが、その多くは功であり罪あり、一刀両断にこれは善これは悪と切って捨てることのできるものではない。そしてそれらはそれまであった事象や関係性がラディカルに変化したというよりも、表面的には非常に見…

ブログの書き方

最近、一日の終わりに日記のようなものを書いている。ほとんどはmixiに投げている。このはてなダイアリーに投げようかとも思ったが、そういうのはあまりブログに向いていないと思ってやめた。1つのパーマリンクに、まったくバラバラのトピックがつらつらと並…

「文学フリマ」と「.review」

先週の日曜日、「文学フリマ」に行ってきた。筑波批評社は今回参加せず、完全に読み手として参加した。一番の目当ては、西田亮介氏の主催する「.review」のパッケージ版と、彼と市川真人氏との対談だった。読みたいproject.review Nothing found for Review-…

第3回芸術係数ダイアローグ「「グーグル的建築家像をめざして-「批判的工学主義」の可能性」を読む」に参加してきた。

芸術係数ダイアローグは、Twitterでちょくちょく目にしたのだが、今回はゲストが藤村龍至氏ということで参加した。 地域社会圏モデル ――国家と個人のあいだを構想せよ (建築のちから)が積読だったため、彼の「都市2.0モデルに向けて ――郊外型地域社会圏の可…

はてなモノリスを使ってみた。

はてなモノリスを使ってみた。「モノ+リスト」という名前から、「ブクログ」や「メディアマーカー」といった、Web本棚サービスのはてな版だと思っていたが、全然違った。foursquareのモノ版だった。foursquareは場所にユーザーの情報をひもづけて、Mayerの…

VAIO Type Xを買って1ヶ月が経った。

SONY VAIO Xシリーズ X119 11.1インチ Win7HomePremium 32bit Office ブラック VPCX119KJ/B出版社/メーカー: ソニー発売日: 2009/10/22メディア: Personal Computers クリック: 67回この商品を含むブログ (7件) を見るVAIO Type Xを買って1ヶ月が経った。通…

『思想地図 vol.4 「想像力」』

思想地図vol.4 特集・想像力 (NHKブックス別巻)作者: 東浩紀,北田暁大,宇野常寛(編集協力)出版社/メーカー: 日本放送出版協会発売日: 2009/11/26メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 79人 クリック: 2,252回この商品を含むブログ (92件) を見る 腑に落ち…

『筑波批評 2009年冬』

最新号できました 筑波批評という、批評系の同人誌を大学時代の友人と作っております。といっても最近は文章を載せてもらっている、という形になってしまっていますが。以前は大学の友人たちの文章を載せ、コピー本で出していましたが、最近は外部の方にも寄…

「Twitter有料化」に間する誤解と日本におけるTwitter事業について

「Twitterが有料化するらしい→それは誤報らしい」という伝聞が駆け回っている。だがその内容は、発表されている事実とはずいぶん異なる形で伝わっているようだ。 事態の概要 話が広がった発端はITmedia プロフェッショナル モバイルによるこの記事。 11月25…

ハイコストパフォーマンスな『Twitter社会論』

Twitter社会論 ~新たなリアルタイム・ウェブの潮流 (新書y)作者: 津田大介出版社/メーカー: 洋泉社発売日: 2009/11/06メディア: 新書購入: 39人 クリック: 1,493回この商品を含むブログ (284件) を見るジャーナリストの著者らしく、エピソードごとの掘り下げ…

『ツイッター 140文字が世界を変える』の大事なこと3点

ツイッター 140文字が世界を変える (マイコミ新書)作者: コグレマサト,いしたにまさき出版社/メーカー: 毎日コミュニケーションズ発売日: 2009/10/09メディア: 新書購入: 28人 クリック: 522回この商品を含むブログ (133件) を見る 今流行りのいわゆる「Twit…

『1995年以後―次世代建築家の語る現代の都市と建築』レビュー

2日のエントリを「前編」と銘打ってしまった以上、後編を書かねばならない。書かねばならないというか、実際書いていたのだが、不手際で7割くらい書いた文章をふっ飛ばしてしまい、塩漬けになっている。 たぶん近日中に今日の日付より前に設定した日記で現れ…

「思想地図シンポジウム」+「Live Round About Journal」(前編)

もう先月の話になってしまったが、1月28日、東京工業大学大岡山キャンパスで行われた『思想地図』シンポジウム「アーキテクチャと思考の場所」のレポートを書こう……。と思っていたのだが、すでにid:gginc によるレポートを始めとして、色々と出揃っている感…

『思想地図 vol.2』レビュー

思想地図〈vol.2〉特集・ジェネレーション (NHKブックス別巻)作者: 東浩紀,北田暁大出版社/メーカー: 日本放送出版協会発売日: 2008/12メディア: 単行本購入: 37人 クリック: 362回この商品を含むブログ (105件) を見る遅まきながら、あけましておめでとうご…

2008年をまとめて振り返る ウェブサービス/本/エントリー

ここ最近、インプットもアウトプットもここに載せられない/載せないことにしている類のものが大半なので、エントリーがかけない。とはいえ、Chim↑Pomがブログのトップなまま年を越すのもアレといえばアレなので、せめてお茶濁しとして2008年を振り返る系エン…

CAMP:TALK:1203 「アートと公共性」 あるいはChim↑Pomについて

を聞きに行ってきた。「アートと公共性」というタイトルだったのだが、僕はアート方面はからきしなので、「公共性」の方にアクセントを置いたつもりで話を聞いてきました。 ……というのも半分本当、半分冗談で、この場にいた大半の人がそうであったように、例…

ブログにおける議論の「強度」と「文脈」

最近、ブログ(と言ってもはてな周りが主なんだけど)がつまらないなと思う。何故か考えてみた。 ちゃぶ台返しと議論の「強度」 ある物事に関して、色々と不平不満を立て並べた挙句、「こうしたほうが良い」という改善点までご丁寧に指摘しているエントリー…

『ロスジェネ 別冊』

ロスジェネ 別冊 2008―超左翼マガジン出版社/メーカー: ロスジェネ発売日: 2008/10メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 7回この商品を含むブログ (20件) を見る文フリで買い損ねてたまたま今日本屋で見つけたので購入。六月に行われたシンポジウムの書き起…

「情報×人」のブロゴスフィアから「人×人」のSNSへ―あるいは、ブログ論壇の終焉?

以下全然根拠がない話をつらつらと。 「情報量×処理する人間の数=一定」…? 情報をひたすら羅列する雑誌が売れない、という話がある。ただ情報をカタログ的に載せるのではなく、読者にお勧めする、「教えてあげる」雑誌の方が好まれるらしい。『ぴあ』のリ…

田母神氏は外山恒一の私塾に通うべきだったのではないか?

裸の王様に「王様、裸!」と告げる子供が、最も無垢で、最も無粋であることを踏まえた上で。 外山恒一というピエロの残したもの 外山恒一が2007年都知事選の政見放送でやってみせたのは、「表現の自由(笑)」とやらが、本来最もそれを侵害すると想定された…

決戦の日

前々から大学の友人たちと「筑波批評社」なる怪しげなサークルを作って批評ごっこをやっている、という話はここで何度か書いたのだけれど、11月9日、ここ数ヶ月の集大成とも言えるイベントがあります。文章系の同人誌を持ち寄る即売会イベント「文学フリマ」…

『アーキテクチャの生態系』から見るニコニコと2ちゃんねるの分岐

アーキテクチャの生態系――情報環境はいかに設計されてきたか作者: 濱野智史出版社/メーカー: エヌティティ出版発売日: 2008/10/27メディア: 単行本購入: 97人 クリック: 1,074回この商品を含むブログ (264件) を見る アーキテクチャの内部にとどまるニコニコ…

物語をリロードするまなざしとその揺らぎ

複製技術時代の芸術 (晶文社クラシックス)作者: ヴァルターベンヤミン,佐々木基一出版社/メーカー: 晶文社発売日: 1999/11/05メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 45回この商品を含むブログ (72件) を見る 物語をリロードするまなざし 原爆ドームが単なる瓦…

直線の生、始まりの点―『ひかりのまち』

ひかりのまち (サンデーGXコミックス)作者: 浅野いにお出版社/メーカー: 小学館発売日: 2005/06/17メディア: コミック購入: 6人 クリック: 33回この商品を含むブログ (289件) を見る 点ではなく、直線としての生 宮台真司が「意味から強度へ」を掲げ、「今」…

ゴッサムの市民たち―『ダーク・ナイト』

[asin:B001EOI206:detail]「まだやってたの!」「まだ見てなかったの!」という声に一切耳をふさぎながらこのエントリを書いている。公開終了直前につれて行ってくれた友人に感謝する。内容についてはもう散々いろんなところで書かれているので……といいたい…

『サブカル・ニッポンの新自由主義―既得権批判が若者を追い込む』

サブカル・ニッポンの新自由主義―既得権批判が若者を追い込む (ちくま新書)作者: 鈴木謙介出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2008/10メディア: 新書購入: 11人 クリック: 168回この商品を含むブログ (103件) を見るどちらかというと、「社会学者・鈴木謙介」…

筑波大学学園祭の告知/『筑波批評』先行情報パンフ

学園祭の告知です。主に筑波批評社絡みで。筑波大学学園祭 雙峰祭■筑波批評社■期間:11日〜13日の3日間 会場:筑波大学 1C504(第一エリア C棟 504教室)会場までのアクセス:つくばエクスプレス秋葉原駅より快速45分、つくば駅下車。 1番バス乗り場より「筑…

建築夜学校2008 第二夜 「ショッピングモール」とローカル・シティ

下記のイベントを見に行ってきた。 http://www.kenchiku.co.jp/event/detail.php?id=767建築夜楽校2008「グローバル社会における「建築的思考」の可能性」 ■第2夜:「ショッピングモール」とローカル・シティ概 要 市場化と技術依存が進んだ「工学主義」的状…

スプロール化する消費者の権力

後藤隊長に聞け 社会 - 毎日jp(毎日新聞) cache http://mainichi.jp/select/wadai/news/20081008k0000m040170000c.html - 2008年10月8日 19:02 - ウェブ魚拓 こんにゃく加工品メーカー「マンナンライフ」(本社・群馬県)は7日、兵庫県の1歳男児が今年7…

『アキハバラ発 00年代への問い』を読んだ

アキハバラ発〈00年代〉への問い作者: 大澤真幸出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2008/09/26メディア: 単行本購入: 8人 クリック: 133回この商品を含むブログ (56件) を見る今年の6月8日に発生した秋葉原通り魔事件について、さまざまな論考を載せた本。 ア…

『POSSE』を手にとってみた。

『POSSE』、悪くないと思うんだけどなぁ。雑誌『POSSE』ホームページ|NPO法人POSSE 雑誌『POSSE』を9月に創刊します。 - NPO法人POSSE(ポッセ) member's blog 当事者に売るのか否か ちょっとばかしはてなまわりで話題になっている労働問題誌(同…

「シノドスシンポ 1968+40 全共闘もシラケも知らない若者たちへ」

Guest | Cash Advance | Debt Consolidation | Insurance | Free Credit Report at Kazuyaserizawa.com1968 年、世界中の大学で紛争の波が巻きおこった。日本でも既存の左翼を批判して学生たちが立ちあがり、〈自由〉を求めて警官隊と激しい攻防戦を繰り広げ…

スペイン旅行記/動画もあるよ!/Cap-tourism/フォルマルな歴史性

15日〜22日と8日間、スペイン旅行に行ってきました。 父親のツアー旅行にくっついて行っただけなので、いわゆる「tourism」、観光旅行であり、バッグ一つでひたすら動く「旅」ではないです。 写真と動画 まず写真。その1 その2 その3 その4 その5実質観…

筑波批評社で文章を書きました

僕が所属している批評系サークル「筑波批評社」が東浩紀氏主催の「ゼロアカ道場」に道場破りとして参戦することは以前書きましたが、その際に代表者二名を選出するための選考会用に書き上げた文章を筑波批評社のブログにアップしました。落選原稿公表―klov編…

現代版『自由論』としての『CODE』―グーグルストリートビューが教えてくれたこと

グーグルのストリートビューの議論は特に興味が持てなかったのだけれど、id:SURViVEで今晩これについてのustreamをやるようなのでメモ程度に。 Googleの「ミッション」としてのGSV グーグルストリートビュー(以下GSV)はリリース以降、各国でプライバシーに…

トライヴ/リアル/サバイヴ――『リアルのゆくえ』から

リアルのゆくえ──おたく オタクはどう生きるか (講談社現代新書)作者: 東浩紀,大塚英志出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/08/19メディア: 新書購入: 19人 クリック: 394回この商品を含むブログ (182件) を見るamazonの商品説明にある「「わかりあう」つも…

テロとしての『ゼロ年代の想像力』

ゼロ年代の想像力作者: 宇野常寛出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2008/07/25メディア: ハードカバー購入: 40人 クリック: 987回この商品を含むブログ (265件) を見る今週の「自己啓発トークラジオ SURViVE」で『ゼロ年代の想像力』を取り上げるらしいので…

「スカイ・クロラ」「崖の上のポニョ」を見てきたよ。

**ネタバレ注意** 一緒に見に行った人たちが感想を書いているの(こことかここ)で、自分も書かなきゃいけない気がしてきた。ので書く。 「スカイ・クロラ」 原作を読んでないので、基本的に映画版のみの感想で話す。とりあえず一緒に見に行ったid:sakst…