[]つくばの怪談
暑いと言えば。
夏にふさわしいものとして、海、カキ氷、スイカなどなどが挙げられますが。
ひとつ、怪談、なんてのも挙げられるんじゃないでしょうか。
特につくばはなぜか宿舎がらみの怪談が多く。
地元の友達なんかの方が俺より詳しかったりとかとんでもない事態も発生し。
ホラーな話題には事欠かないようです。
中でも今回は、実際に俺が体験した怪談をお話しましょう・・・
身の毛もよだつ、恐ろしい話を・・・
それは、今日みたいにじめじめとしたある日のことでした。
部屋に夕飯を持ってきて食べていると、「ザ・・・ザ・・・」という音が聞こえるの
です。
ノイズ?いやしかし人の声にも聞こえる・・・
なんだ・・・まだ聞こえる・・・まさかまさか・・・まさか!?
「あ、しまったPCの音楽ソフトつけっぱなしだった。ノイズ音落として聞いてたんだよねーなんかの素材にしようと思って」
と、今度はよこから、ぴちょん、ぴちょん、という水がしたたる音が・・・
うちは一階なので雨漏りするような場所ではありません・・・
ということは・・・まさか、まさかまさか!?
「あーしまった部屋干ししてた洗濯物から水がたれてきた、ちゃんとあの洗濯機脱水したのかな」
とまぁ実際問題怖さも何にもない生活を送っております。怪談なんかあるわけないd
あれ?なんか腕に虫が止まった。蚊か、こっちじゃ少ないのに。ぺちっ!
あれ?何か蚊にしちゃボリュームが少ないような・・・なんだこれ?
手を見てみると。
「・・・・っ!これ、蚊じゃない・・・羽アリだ・・・!!!羽アリが部屋に一匹いるってことは・・・!!」
上を見上げる俺。
「蛍光灯が暗いぃぃぃぅえごふぅぃぃぃぃ!!!羽アリの群れで光が見えない!!!うわぁぁあ嗚呼あああああああああああああ!!!!!!!」
急いで殺虫スプレーを撒き散らす俺。
「うわぁああああ虫が一気に落ちてきたぁああ嗚呼!!!黒い雪だ!黒い雪だぁああうおおおおおお!!」
床を見てみると。
「死に切れてない大量の羽アリが蠢いてるぅぅぅううううわぁあああああ!!こっちが死にてぇええええ!!」
もうね。
帰りたくなったよ地元に俺は。
びっくりしたよ。そいやなんか暗いと思ったんだ。
まさか虫で光が消えるとはね。
あ、ちなみにこれさっきの話。
どうでしょうか、身の毛もよだつほど恐ろしかったでしょう。少なくとも俺はそんくらい恐ろしかった