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炎上を防ぐ?


ネット時代の新潮流――CGMとは(6)なぜ起こる? 「炎上」の力学 (1/2) - ITmedia ニュース

つまるところ解決策が「空気嫁」なのは残念ですね。というかゼミでも出たような気がするんですが、「空気嫁」ってかなり残酷な言葉ですよね。その読まにゃならん空気作ってんのは誰なんだと。結局要はマジョリティの持つ雰囲気・流れにあわせろってこと。マイノリティを排除する構図とほとんど変わってないわけで。

先ほどNHKが遅まきながらweb2.0っぽい話をやってたんですが、ホントに今更ネタが多く、ネットの世界から10周くらい周回遅れになってるおじいさまおばあさまなら役に立つかもしれません。
ここでもwikiを紹介してたんですが、「みんなの意見は案外正しい」を紹介してるだけで、デメリットについては全く紹介してません。まぁ、web進化論もメリットしか書いてないんだけど、本で探せばデメリット書いてるのくらいあるでしょう。けどNHKは別番組でデメリット紹介するわけでもなく、民放がそんなしっかりやってるわけでもなく。もうちょっと光と闇両方紹介したほうがいい気がしますけど。
「みんなの意見は案外正しい」もいいんですが、そもそもアメリカとかはネットやっててかつwikiに書いてやろうと思う「みんな」のレベルが有る程度高いことが自明になってます。これが果たして「みんなの意見は案外正しい」にこめられた民主的な「みんな」なのかどうか。最初っから間引かれた集団が「みんな」になってしまうと、それ以外の人間は「みんな」から外され、自動的に「ないこと」になってしまう気がします。

結局、ネットが行き着くところはマジョリティ万歳、なんでしょうかね。だとすればますます「空気嫁」という言葉の力は増してくるわけで。問題にすべきはそこで誰が「空気」を作るかなんですが。