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生産性が高い

少年法改正

お知らせ : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
びっくりした。mixiのニュース見たらコメントがひどい。
少年法改正マンセー厳罰化マンセー。

そりゃないでしょ。
凶悪な少年犯罪は増えてません、減ってますよと。資料をmixiで大変詳しく書いている方がいたので借りてくる。


少年犯罪『報道』急増化データ|女子リベ 安原宏美--編集者のブログ
少年犯罪増加は嘘ですよと。

楽天が運営するポータルサイト : 【インフォシーク】Infoseek
むしろ増えてるのは大人ですよと。

んでもって土井隆義読んでくれ。
前も書いたけど厳罰化で抑止力が効く犯罪者効かない犯罪者がいる。
若いうちから厳罰化で更正の機会をなくしたら、後はもう自暴自棄で法の抑止力なんか知ったこっちゃない。やりたい放題。
社会的落伍者の誕生ですよ。

で前から言ってるけど問題なのはこうした厳罰化の流れもそうだけど、それを容認する風潮が何故起きているのかってことでしょう。
報道が商売道具に無駄に体感不安を煽ってるのはまず第一。
あと上がった体感不安を解消するための最近流行の手段が、インフラとしてのセキュリティ。これは人間を単純ないくつかのレイヤーにかけて、その当たり具合で危険因子かどうかを判断するから、前科はあるけど今は更正しました!なややグレーな人間より、厳罰化で自暴自棄になった真っ黒な落伍者の方が判別しやすい。

ま、どのみち背後にあるのは「どうせ自分はそうならない(=犯罪者にはならない)から他人には厳しくしといてかまわない
」という発想なんでしょうなぁ。自分の子供がうっかり人殺してみなさいよ。世間から非難され更正の機会も無く無期懲役
大体最近増えてる増えてるって煽ってるのは「普通の子」が犯す犯罪でしょ?それだけ見たら今厳罰化叫んでる人たちの周りも決してノーリスクじゃないと思うんですがね。
ベンサムもびっくりの利己主義ですよ。最大多数の最大幸福なんかありゃしない。最大自己の最大幸福。
まぁね、各個人がおのおのの幸福を最大にし続ければいつかは最大多数になるかもしれないけどさ。誰をその「多数」にいれて誰を排除するのか。そうした選別が始まってるのが今の日本な気がする。