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生産性が高い

受験生の「心持ち」

もう既に志望校の試験を全て終えている人もいるかもしれない。受験シーズンの、まさに本番真っ盛りの時期だ。
僕はバイトで塾講師をやっていたが、長期休暇の時しかやっていないので受験生に接す機会があまりない。三年生受け持ってなかったし。
それでもバイト先の塾にいるわけで。このブログをどれだけ受験生が見ているか知らないが、今まさに受験生という人も、四月から高校三年生という人も、ちょっと気に留めておいてくれると何かの役に立つかもしれない。

受験生が合格に向けて勉強するとき、もしくは実際に試験会場で試験を受けるとき、ただ「合格したい!」と思うより、「何故自分がこの大学/学部に行きたいのか」ということを、明確に意識していたほうがいい。「合格!」という目標より、「こうしたい!」という目的を念頭に置くべきだ。別にそれでモチベーションが上がって勉強の効率が上がるとかいうわけではないのだが、もちろんこうした方が良いというのには理由がある。

受験は「闘い」だ。様々な意味での闘いである。評価が相対評価なところも含めてである。たとえ自分が20点しか取れなくても、他が10点とかだったら合格だ。逆に自分がどれだけ出来が良くても他がよければ合格は保証されない。良くも悪くも「敵」を意識せざるを得ない闘いである。
ところがこの闘いは非常に奇妙な闘いで、「敵」の姿が見えない。もちろん身近に同じ学部を受ける人がいればそれは見えているといえるが、ほんの一部でしかない。模試などで確認できる志望者数も、大学の発表で見える志望者数も、所詮それは「数」でしかない。本当に敵の姿を確認できるのは、まさに試験当日、本番の日になってからだ。
大学最寄駅から続く受験生の波、大学一杯に広がる受験生。初めて見る闘いの相手を目にして、ただ「合格したいな〜」とか思ってる程度では、簡単に怖気づいてしまう。恐怖が襲うのだ。「何故自分がここにいるのか。何故彼らと競わねばならないのか」逃げたいという気持ちさえ出てしまう。
そんなとき一番頼りになるのは、自分の中にある、「何故ここに自分がいるのか」という問いに対する「答え」である。合格したいという気持ちだけでなく、「自分はこの大学のこの学部でこういう勉強をしたいからここにいるのだ」というアイデンティティを自分の中で確立しておく。いざ敵を目の前にして、心がブレないように、芯を作っておくのだ。別にそんなに詳しい目的でなくて、簡単なもので良い。

後は自分の実力を出すだけだ。そればっかりは気の持ちようでどうにかなるものでもないのであらかじめちゃんと勉強しておくしかないのだが、その実力を本番で普段どおりに出すことがとても難しい。心持ちというのはその実力を支える土台を作ってくれる。
ではでは、今受験生の皆さん、頑張って。これから受験生になる方々、目標ではなく目的を頭の片隅に。