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絶倫ファクトリー

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19歳のニートの女の子の美談についての補足。

日常を綴る

先日のエントリの真実性の箇所について、id:ono_matopeさんからTBを頂いたのと、ブックマークコメントでも分かりづらいという指摘を頂いたので少し補足させていただく。

2008-02-27 - 小野マトペの業務日誌(アニメ制作してない篇)

水からの伝言」は、「水からの伝言」という物語の外部に、「科学」という我々が客観的に観察可能な、検証可能性を持っていた。そしてその検証可能性に基づき非難された。
一方19歳のニートの女の子の美談は、本エントリの文章以外には、我々が客観的に観察可能な検証可能性を持っていない。本エントリの著者が事実であるかのような書き方をしているという以外には、検証可能性が無いのである。
物語の帰結としての著者の「主張」と、その物語が真実であることが対応せねばならないとき、我々は日本昔話やグリム童話にも同じことを求めねばならない。嘘を付くことは信頼を損ねることになる、という主張の根拠となるオオカミ少年の物語は本当だったのか? それを検証する手立ては、もちろん無い。それと同じように、我々はあの女の子の美談を検証する手立ては、無い。

個人的にはono_matopeさんの指摘するように話の整合性は怪しく、創作の可能性があると思う。ただそれが創作であったにせよ、本エントリの中で自己完結しており、それ以外に我々が何か検証する余地はない。
あの美談は本エントリの「リアルの書店にはネットにはない素晴らしさが」ある、という主張の「根拠」と呼べるものではない。オオカミ少年の話が信頼の大切さの「根拠」などというたいそうなものにはならないように。