読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

絶倫ファクトリー

生産性が高い

2.5次元とは何か ―ニコニコ超会議/超パーティー感想に代えて

2.5次元という言葉がある。

この言葉にはいくつか意味があるようなのだが、ここでは「あの人2.5次元ぽい=アニメや漫画のキャラクターのように、発言や動きがユニーク」としておく。

昨日ニコニコ超会議と超パーティに行ってきた。超パーティは席が遠かったし基本はユーザーフォーカスなのでテレビで見たあの人が目の前に! というわけじゃないんだけど、超会議で一人、生で見た時にいわゆる「オーラ」があるなと思った人がいた。ひろゆきだ。

ZUNビールを飲みにいったら、ビール売り場の横の椅子にひょこっと座りながら談笑していた。
本当にそれだけ。それだけなんだけど、なんだかオーラがあった。

オーラがあるという表現は、芸能人を実際に目の前にした時によく使われる。僕はそういう経験をしたことがあまりなかったので、単なる権威への信仰心じゃないかと思っていたが、超会議と超パーティで少しその考えを改めた。

超パーティや超会議で、ボカロ曲に合わせて女の子たちがダンスを踊っていた。「踊ってみた」ブース以外にもそういう場所があって、正直レベルは、低いというよりバラバラ。ダンスのうまさには個人差があった。そして、ダンスがうまい女の子は、どうしてか可愛く見えた。そこら辺うろつけばもっと可愛い子はいる環境だったにもかかわらず、ダンスがうまい女の子は、可愛さ三倍増だった。

なんでだろうと思ってダンスやってた子に聞いてみた。すると、練習過程であれだけ一挙手一投足自分の動きを見ていたら、それは自分が可愛く見える見せ方もわかるしそう見せるようになる。ステージに立つ人間の覚悟。という答えが帰ってきた。なるほど。

じゃあオーラがある人というのは、そういう自分の見せ方を普段の動作においても一挙手一投足のレベルまでコントロールできている人なのかもしれない。

そして2.5次元という言葉は、マンガやアニメのキャラクターのようにキャラが立っているという2次元側の要素と、自分の振る舞いを一挙手一投足のレベルでコントロールできているという3次元側の要素、両方の意味で正しい言葉な気がした。

ニコニコ動画は、生主など見ていると、その人のキャラを立たせる=2次元化する。一方で、超会議や超パーティの「ステージ」は、そこに立つまでの過程含めて、一挙手一投足レベルの身体コントロールを要求する=3次元化する。ニコニコ超会議(超パーティー)は、人間を大量に2.5次元化させるスキームなのかもしれない。2.5次元的な人はそれこそ芸能人など、いるにはいたがマスメディアの周りの人間に限られていたわけで、ネットで2次元化しリアルで3次元化するという構造は、わりと新しいものな気がする。