絶倫ファクトリー

生産性が高い

2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「承認」だけでは済まぬ問題たち―物語と承認の彼方に

「承認」の話が自分の観測範囲内でちょくちょく見られるので後出しじゃんけんをしてみる。「ロスジェネ」のシンポでも色々話が出たようだが、パフォーマンスと言えどナイーヴな議論も出たようで、またいくつかの議論はその焦点がぼやけているものもある、と…

「フォト・リテラシー 報道写真と読む倫理」

フォト・リテラシー―報道写真と読む倫理 (中公新書)作者: 今橋映子出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2008/05メディア: 新書購入: 6人 クリック: 84回この商品を含むブログ (48件) を見る1952年、後に写真史上にその名を残す写真集、『決定的瞬間』…

前回の西成地区暴動のエントリについての訂正

前回のエントリについて。コメント欄でのyas-igarashiさんとのやり取りを見ていただけると分かるが、「追記」として書いた部分 追記:ちなみに僕はこの件について「警察の暴力性」とかを批判するのはナイーブだと思っている。確かに警察の対応は横暴だが、そ…

西成区暴動と社会関係資本

最近脊髄反射でコメントしたりエントリ書いたりすることが多い。いやだなと思う反面自分の興味を惹く話題が多いのだなぁと思う。そしておそらくそれは社会が悪くなっている傾向なんだろう。社会学で社会を語る奴が出てきたら、その社会は悪い状態にある。 社…

思想地図シンポジウム『公共性とエリート主義』

雑感 昨日、新宿紀伊国屋サザンシアターで行われた思想地図シンポジウム『公共性とエリート主義』を見に行ってきた。今回のパネリスト?は宮台真司、東浩紀、北田暁大、姜尚中、鈴木謙介である。詳しい内容については他で上がっているだろうし書籍になる(は…

弱者の代弁者?

加藤智大は格差社会の代弁者ではない - the deconstruKction of right秋葉原の事件に関してもう書くつもりはなかったのだけれど、一つだけ。 この上記リンクのエントリのコメント欄が荒れ気味なのがよく分からない。この事件に関して出たエントリの中ではか…

なぜ「秋葉原」なのか―スペクタクル化という逆流

<ユートピア>の脱走者/破壊者 朝日新聞デジタル:どんなコンテンツをお探しですか?8日午後0時30分ごろ、東京都千代田区外神田3丁目の路上で、車が通行人らをはねた後、車から降りてきた男1人が通行人らに刃物で次々に切りつけた。東京消防庁による…

iPhone国内発売について気になる二つのこと

ソフトバンクモバイル、年内に「iPhone」を発売 - ITmedia +D モバイル via kwout昨日の夕方あたりからネットはあっちもこっちもiPhoneとソフトバンクの文字で溢れている。個人的にiPod周りに関してはジョブズの商法に踊らされまくっているので、iPhoneも初…

「昭和三十年代主義」という夢想、もしくは勝ち逃げの思想

昭和30年代vsポストモダン―定常型社会への回帰 昭和三十年代主義―もう成長しない日本作者: 浅羽通明出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2008/04メディア: 単行本購入: 7人 クリック: 181回この商品を含むブログ (60件) を見る オビ裏には「日本人が昭和レトロ・…