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絶倫ファクトリー

生産性が高い

『筑波批評 2009年冬』

お知らせ

最新号できました

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筑波批評という、批評系の同人誌を大学時代の友人と作っております。といっても最近は文章を載せてもらっている、という形になってしまっていますが。

以前は大学の友人たちの文章を載せ、コピー本で出していましたが、最近は外部の方にも寄稿いただき、表紙もid:YOWさんというスペシャリストに描いていただきました。

明日12月6日(日)、文学フリマというイベントで販売いたします。

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以下、目次となります。

想像の涯ての眩暈 シノハラユウキ

世界の中心で亜人 シノハラユウキ

ハイエク『市場・知識・自由』を読む

二〇一〇年代にWebサービスはあるのか? 伊藤海彦

新たなる神の顕現?――2ちゃんねるにおける<神>概念について 藤田直哉

批評、哲学、経済とジャンル横断的な内容になっている中、ひとつ明らかに浮いたタイトルが僕の文章になります。

「二〇一〇年代にWebサービスはあるのか?」というタイトルについてですが、あるのかないのかと言われれば、それはあるのでしょう。にもかかわらず、こうしたタイトルを付けざるを得ないのは、僕なりにこれまでWebのコミュニティを支えてきた状況が急激に変わりつつあると感じているからです。コラムとしてご笑覧いただければ幸いです。

「最強」のバックナンバー、あります

バックナンバーも置いています。特に前号『特集・ゲームの思考』は、ドミニオンTwitterなど、今まさにキテいるトピックについての批評が掲載されており、お勧めです。

特集・ゲームの思考

塚田憲史「最強論」

山本 勉「マルチプレイヤーゲームのハードコア――格闘ゲーム・最適戦略・モダニズム」

山本 勉「ドミニオン、拡大生産型カードゲームの夜明けをことほぐ」

高橋志行「跳躍するヒロイズム――ゲームデザインにおける個人の表現」

シノハラユウキ「人格の単位としてのパラメータ」

笹深 厘「ふたつの「ひとり」が共存しうる世界」

珠洲 環「犯罪の快楽を肯定する物語たち」

伊藤海彦「twitterは組織内情報共有の夢を見るか」

例によって浮いたタイトル「twitterは組織内情報共有の夢を見るか」ですが、Twitterがなぜ情報共有に向いているのか、「メタデータの前景化」という観点から述べております。以下、一部紹介。

「更新履歴」という一種のメタ情報を、オブジェクトレベルにまで引きずり出す、という発想が、ストリーム型ウェブサービスのキモである。ストリーム型のウェブサービスは、「更新履歴」というあくまで階層構造についてのメタ情報であったものをコンテンツの前面に押し出すという、発想の転換に基づいている。ストリーム型のウェブサービスでは、メインコンテンツとなるのは他のユーザーの最新情報である。Twitterでいえばフォローしたユーザーの最新のポストだし、facebookでいえばフレンドの最新のアクティビティである。

その他、ゲームという軸にフォーカスしながら、気合いの入った論考が数多く掲載されています。ぜひこちらもご覧ください。