絶倫ファクトリー

生産性が高い

2012-01-01から1年間の記事一覧

本当のGooglezon

焦点:米アマゾンとグーグル、2013年は「衝突」不可避Amazonが顧客のデータ販売で広告ビジネス=Googleの領域に攻勢をかけようというのに対し、GoogleもモバイルECの分野でAmazonに仕掛けている、という記事。お互いにWebを入り口としながら、Amazonはリアル…

ニコニコ動画とこれからのインターネットと

党首討論をニコニコ動画で見た。これが日本のインターネットのターニングポイントだ!とは言わないが、もし将来歴史の教科書にインターネットの歴史が載るとすれば、その中に刻まれるであろう出来事なのかなと思う。テレビが持つ公共性は凋落の一途をたどっ…

これはものづくりの本ではない―クリス・アンダーソン『MAKERS』感想

MAKERS―21世紀の産業革命が始まる作者: クリス・アンダーソン,関美和出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2012/10/23メディア: 単行本購入: 16人 クリック: 746回この商品を含むブログ (26件) を見るものづくりのプロセスがデジタル化されることで、製造業の「…

こじらせ女子とは何か

こじらせとは、ワナビーと構造的に対になる言葉である。 過剰供給される「ありえるかもしれない自分」 人は様々な「物語」を生きる。消費社会はメディアを通じて私達に様々な可能性を見せる。時に人はそうした外部の物語が先行して、行動よりも願望が先回り…

松谷創一郎『ギャルと不思議ちゃん論』

ギャルと不思議ちゃん論: 女の子たちの三十年戦争作者: 松谷創一郎出版社/メーカー: 原書房発売日: 2012/08/24メディア: 単行本購入: 19人 クリック: 697回この商品を含むブログ (10件) を見る ギャルと不思議ちゃんの系譜 「ギャル」と「不思議ちゃん」の系…

幸福な消費/不幸な消費:速水健朗『都市と消費とディズニーの夢』と新雅史『商店街はなぜ滅びるのか』

幸福な消費:速水健朗『都市と消費とディズニーの夢』 都市と消費とディズニーの夢 ショッピングモーライゼーションの時代 (oneテーマ21)作者: 速水健朗出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2012/08/10メディア: 新書購入: 1人 ク…

ダークナイト・ライジングを見た。

『ダークナイト ライジング』町山氏 公開直後ネタバレ用心ツイート ここで書かれていることでだいたい事足りる感想だった。 娯楽映画としては楽しめるけど、ノーラン×バットマンでわざわざやらんでも。インセプションに続くノーラン最新作、またはダークナイ…

頓知.の新サービス「tab」を使ってみた

頓知.の新サービス「tab」のβユーザー招待状が来たので、使ってみた。 http://tab.do/ tumblr と Pinterest の間、といった感じのサービスだった。 【機能】 気に行った画像を、「tab」と呼ばれるユーザーが作ったトピックページにクリップしていく。tabは全…

Gunosy がすごい

昨日のエントリーで「自分に必要な情報を選ぶためのフィルターは淘汰される」という話を書いた。『閉じこもるインターネット』の著者は、メディアがユーザーの望むものだけを与えることで、衆愚的なコンテンツばかりになることを危惧していた。それ自体はす…

『閉じこもるインターネット――グーグル・パーソナライズ・民主主義』

未読だったので読んだ。「グーグル・パーソナライズ・民主主義」というサブタイトルでほぼどういう本だか見当が付きそうだが、その検討は外れていない。 インターネットではユーザーとサービスの間でフィードバックループが起きやすい。ユーザーの行動が定…

Deliciousを久々に見たらひどいことになっていた件

Deliciousを久々にみたら、ひどいことになっていた。 Delicious はてなブックマークの元ネタくらいに考えていたのだが、今はキュレーションサービスに舵を切ったらしい。キーになるのは「Stack」という概念だ。Pinterestをご存知の方はPinterestの「Board」…

キュレーションサービスとアグリゲーションサービスの違い

こんなものを見つけた。 Pittaa プレスリリースによれば、「Hot と Like の 2 つのタイムラインで情報収集を効率化する、キュレーション型 Twitter クライアント」だそうである。 http://fuller.co.jp/press/pittaa.pdf キュレーションを標榜するサービスは2…

Google の無い世界 あるいは女の子のウェブの歴史

これまで何度ウェブの歴史が語られたのか。それは知る由もない。そして、そのなかでどれだけ女の子たちのウェブ体験が体系化され、テキストとして残されてきたのか。それはそもそもそんなことがあったのだろうか。ブログが流行し、SEOが市民権を得てからとい…

ブログのコメント欄になぜ聖地が生まれたのか?

ソーシャルなメディアとしてのブログと、画面の中の“聖地” 最近、ブログとかソーシャルメディアとか、ましてやインターネットとか、そうしたネットにおける「大きな主語」を持った面白い文章を読んでいなかった。これはひさびさに面白いと思った。 前編とな…

はてなOneを使ってみた

重い 「いいね!」がスターなのはお約束 はてなブログやはてブを使うとちゃんとそれが自動的に流れる。 アバターの「ハッピィ」は……。 とりあえず「Facebookにバカが集まっているわけでもTwitterがバカ発見器なわけでもなく、世の中大概の人はバカなんだー!…

紙の同人誌と電子書籍の同人誌の違い

『ねとぽよ』という同人誌に少し関わった。 http://netpoyo.jp/ 『ねとぽよ』は冬コミであの坂口さんを全面に押し出したカードを販売したけれど、それ以降は基本的にWebサイト上での通販という形になっている。電子書籍なので普段自分が見てきた紙の同人誌と…

「団地団V 〜だんちのよあけ」感想

「団地団 〜ベランダから見渡す映画論〜」の出版記念トークイベント「団地団V 〜だんちのよあけ」に行ってきた。『ぼくらのよあけ』作者の今井哲也氏を迎えて、3時間以上に渡って団地への愛にあふれるトークが繰り広げられた。団地団 ?ベランダから見渡す映…

「偶然」は「必然」に勝てるのか? Facebook vs Google

クーリエ・ジャポンの3月号に「Faceobook vs Google 「ウェブの未来」を賭けた戦いが始まった」という論考が載っていた。元はアメリカのフォーチュン紙の記事。COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2012年 03月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012…

Facebookは「Webのダッシュボード」になるか

OpenGraphのスタート FacebookのOpenGraph戦略が発表されてしばらくたったが、先日ついに対応アプリがローンチされた。中には「Pinterest」など、今話題のWebサービスも含まれている。Facebook「Open Graph」開始、タイムラインアプリによるソーシャルエクス…

「代官山 T-SITE」の「蔦屋書店」に行ってきた

先月オープンした「代官山 T-SITE」の「蔦屋書店」、いわゆる「大人のツタヤ」に行ってきたので雑感。代官山DAIKANYAMA T-SITE3,40分しかいなかったのだけど、良くできていると思った。2階建て(3階もあるようだけどスタッフオンリーの模様)の建物が3つ並ん…