絶倫ファクトリー

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都市論

幸福な消費/不幸な消費:速水健朗『都市と消費とディズニーの夢』と新雅史『商店街はなぜ滅びるのか』

幸福な消費:速水健朗『都市と消費とディズニーの夢』 都市と消費とディズニーの夢 ショッピングモーライゼーションの時代 (oneテーマ21)作者: 速水健朗出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2012/08/10メディア: 新書購入: 1人 ク…

「団地団V 〜だんちのよあけ」感想

「団地団 〜ベランダから見渡す映画論〜」の出版記念トークイベント「団地団V 〜だんちのよあけ」に行ってきた。『ぼくらのよあけ』作者の今井哲也氏を迎えて、3時間以上に渡って団地への愛にあふれるトークが繰り広げられた。団地団 ?ベランダから見渡す映…

「メタボリズムの未来都市展」と文学フリマ『筑波批評 2011年秋号』

森美術館で開かれている「メタボリズムの未来都市展」に行ってきた。 1960年代の日本に、未来の都市像を夢見て新しい思想を生み出した建築家たちがいました。丹下健三に強い影響を受けた、黒川紀章、菊竹清訓、槇文彦といった建築家たちを中心に展開されたそ…

第3回芸術係数ダイアローグ「「グーグル的建築家像をめざして-「批判的工学主義」の可能性」を読む」に参加してきた。

芸術係数ダイアローグは、Twitterでちょくちょく目にしたのだが、今回はゲストが藤村龍至氏ということで参加した。 地域社会圏モデル ――国家と個人のあいだを構想せよ (建築のちから)が積読だったため、彼の「都市2.0モデルに向けて ――郊外型地域社会圏の可…

『1995年以後―次世代建築家の語る現代の都市と建築』レビュー

2日のエントリを「前編」と銘打ってしまった以上、後編を書かねばならない。書かねばならないというか、実際書いていたのだが、不手際で7割くらい書いた文章をふっ飛ばしてしまい、塩漬けになっている。 たぶん近日中に今日の日付より前に設定した日記で現れ…

「思想地図シンポジウム」+「Live Round About Journal」(前編)

もう先月の話になってしまったが、1月28日、東京工業大学大岡山キャンパスで行われた『思想地図』シンポジウム「アーキテクチャと思考の場所」のレポートを書こう……。と思っていたのだが、すでにid:gginc によるレポートを始めとして、色々と出揃っている感…

物語をリロードするまなざしとその揺らぎ

複製技術時代の芸術 (晶文社クラシックス)作者: ヴァルターベンヤミン,佐々木基一出版社/メーカー: 晶文社発売日: 1999/11/05メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 45回この商品を含むブログ (72件) を見る 物語をリロードするまなざし 原爆ドームが単なる瓦…

建築夜学校2008 第二夜 「ショッピングモール」とローカル・シティ

下記のイベントを見に行ってきた。 http://www.kenchiku.co.jp/event/detail.php?id=767建築夜楽校2008「グローバル社会における「建築的思考」の可能性」 ■第2夜:「ショッピングモール」とローカル・シティ概 要 市場化と技術依存が進んだ「工学主義」的状…

なぜ「秋葉原」なのか―スペクタクル化という逆流

<ユートピア>の脱走者/破壊者 朝日新聞デジタル:どんなコンテンツをお探しですか?8日午後0時30分ごろ、東京都千代田区外神田3丁目の路上で、車が通行人らをはねた後、車から降りてきた男1人が通行人らに刃物で次々に切りつけた。東京消防庁による…

「東京から考える」再考―都市を考えるためのマトリックス

昨年秋の「柏から考える」(柏初上陸―「柏から考える」の感想 - No Hedge!)について、先日のゼミでもう一度考える必要があったので色々整理してみた。*1これは柏がどうというレベルではなく、おそらく「東京から考える」東京から考える―格差・郊外・ナショ…