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「デキルオンナ」

「できる女」という公害:日経ビジネスオンライン

なかなか面白いなぁと思いつつ、いわゆる「できる女(男でも良いと思うが)」からしてみればやっぱり筆者の意見は負け犬の遠吠えに過ぎないんだろう。というのもある立場の人間を批判するとき、本当に批判しうるのは同じ立場にある人間ではないかと思うのだ。
学歴の無い人間が「学歴なんか世の中関係ないよ」というのと一緒で、学歴のある人間からしてみればそれはやっぱり負け犬の遠吠えにしか過ぎない、と思ってしまうのだろう。学歴神話を否定するには学歴のある人間が言わなければ説得力に欠ける。
同じように「できる女」にしても、筆者が同じように「できる女」といわれる立場にいる人間なら説得力があろうが、そうでなければ…まぁそれは最後の行に本人が書いているからいいか。

ちと話が変わるけど以下続ける。

「自分のこと大好き!」と胸を張って言える人は多分、そういない。なぜか。自分のことは一番自分が良く分かっているからだ。自分のことだからこそ、自分の嫌なところ、好きになれないところを数多く知っているからだ。
だとするならば、人のことを好きになるってのはなかなか大変な作業だ。嫌な部分、好きになれない部分をあまり知らないからこそ、好きになれる。好きになったあと、その感情を維持するのは尚大変だ。同じ時間を共有すればするほど、相手の様々な面を見せられることになる。良い面もあれば悪い面もあろう。悪い面を知りつつも尚好きでいるには、なかなか寛容な心も必要になる。

「知っているからこそ否定しうる/知っているけれど受け入れる」

知は必要であるけれど、また時に苦痛も伴うのかもしれない。