絶倫ファクトリー

生産性が高い

スプロール化する消費者の権力

後藤隊長に聞け 社会 - 毎日jp(毎日新聞) cache http://mainichi.jp/select/wadai/news/20081008k0000m040170000c.html - 2008年10月8日 19:02 - ウェブ魚拓 こんにゃく加工品メーカー「マンナンライフ」(本社・群馬県)は7日、兵庫県の1歳男児が今年7…

『アキハバラ発 00年代への問い』を読んだ

アキハバラ発〈00年代〉への問い作者: 大澤真幸出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2008/09/26メディア: 単行本購入: 8人 クリック: 133回この商品を含むブログ (56件) を見る今年の6月8日に発生した秋葉原通り魔事件について、さまざまな論考を載せた本。 ア…

『POSSE』を手にとってみた。

『POSSE』、悪くないと思うんだけどなぁ。雑誌『POSSE』ホームページ|NPO法人POSSE 雑誌『POSSE』を9月に創刊します。 - NPO法人POSSE(ポッセ) member's blog 当事者に売るのか否か ちょっとばかしはてなまわりで話題になっている労働問題誌(同…

「シノドスシンポ 1968+40 全共闘もシラケも知らない若者たちへ」

Guest | Cash Advance | Debt Consolidation | Insurance | Free Credit Report at Kazuyaserizawa.com1968 年、世界中の大学で紛争の波が巻きおこった。日本でも既存の左翼を批判して学生たちが立ちあがり、〈自由〉を求めて警官隊と激しい攻防戦を繰り広げ…

スペイン旅行記/動画もあるよ!/Cap-tourism/フォルマルな歴史性

15日〜22日と8日間、スペイン旅行に行ってきました。 父親のツアー旅行にくっついて行っただけなので、いわゆる「tourism」、観光旅行であり、バッグ一つでひたすら動く「旅」ではないです。 写真と動画 まず写真。その1 その2 その3 その4 その5実質観…

筑波批評社で文章を書きました

僕が所属している批評系サークル「筑波批評社」が東浩紀氏主催の「ゼロアカ道場」に道場破りとして参戦することは以前書きましたが、その際に代表者二名を選出するための選考会用に書き上げた文章を筑波批評社のブログにアップしました。落選原稿公表―klov編…

現代版『自由論』としての『CODE』―グーグルストリートビューが教えてくれたこと

グーグルのストリートビューの議論は特に興味が持てなかったのだけれど、id:SURViVEで今晩これについてのustreamをやるようなのでメモ程度に。 Googleの「ミッション」としてのGSV グーグルストリートビュー(以下GSV)はリリース以降、各国でプライバシーに…

トライヴ/リアル/サバイヴ――『リアルのゆくえ』から

リアルのゆくえ──おたく オタクはどう生きるか (講談社現代新書)作者: 東浩紀,大塚英志出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/08/19メディア: 新書購入: 19人 クリック: 394回この商品を含むブログ (182件) を見るamazonの商品説明にある「「わかりあう」つも…

テロとしての『ゼロ年代の想像力』

ゼロ年代の想像力作者: 宇野常寛出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2008/07/25メディア: ハードカバー購入: 40人 クリック: 987回この商品を含むブログ (265件) を見る今週の「自己啓発トークラジオ SURViVE」で『ゼロ年代の想像力』を取り上げるらしいので…

「スカイ・クロラ」「崖の上のポニョ」を見てきたよ。

**ネタバレ注意** 一緒に見に行った人たちが感想を書いているの(こことかここ)で、自分も書かなきゃいけない気がしてきた。ので書く。 「スカイ・クロラ」 原作を読んでないので、基本的に映画版のみの感想で話す。とりあえず一緒に見に行ったid:sakst…

鈴木謙介の「転向」?

タイトルは釣りです。サーセン。 鈴木による「ロスジェネ論」の批判的検討 [rakuten:book:13019616:detail] 文化系トークラジオLife作者: 津田大介,斎藤哲也,柳瀬博一,佐々木敦,仲俣暁生,森山裕之,鈴木謙介出版社/メーカー: 本の雑誌社発売日: 2007/11/08メ…

筑波批評社のブログを開設しました。

筑波批評社のブログを作りました。 id:tsukubahihyouご察しの通り、少なくとも文学フリマまでは、ゼロアカ道場道場破りを視野に入れたブログです。 その他の活動についても細かいことはこちらでお知らせします。 本格的始動は8月中旬ですが、とりあえず開設…

『アキバ通り魔事件をどう読むか!?』をどう読むか。

アキバ通り魔事件をどう読むか!? (洋泉社MOOK)作者: 洋泉社ムック編集部出版社/メーカー: 洋泉社発売日: 2008/07/29メディア: ムック購入: 6人 クリック: 151回この商品を含むブログ (39件) を見る 「分かりやすさ」に振り回される人びと いわゆるこうした「…

我々は何を隠してきたのか、あるいは「不可能性」の変遷

不可能性の時代 (岩波新書)作者: 大澤真幸出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2008/04/22メディア: 新書購入: 14人 クリック: 179回この商品を含むブログ (162件) を見る大澤真幸『不可能性の時代』を読み返していた。つらつらとメモ程度に。 不可能性―現実と…

情報の複雑化と望まれる「マスメディア」

シロクマ日報 > ニュースは現実ではない : ITmedia オルタナティブ・ブログ via kwout仰るとおりで。……といいたいけれど、事態はそれほど容易なレベルではなくなっている。「それはどのような経路で伝えられてきたのか」「なぜ伝えられてきたのか」といった…

批評とは、暴力であると思う

批評とは、暴力であると思う。暴力は善悪の彼岸よりやってくる。あらゆる論理や倫理に先立つ。私があなたを殴った。そのことをは厳然たる物理的現象であり、それ以上でもそれ以下でもない。それに対する善悪の判断、倫理は、こうした原初的な暴力に対する脆…

形式への没入と予告.in

葬儀と資本主義―形式への没入 先日、大叔母の通夜に出てきた。よくある郊外型葬儀施設に入り親族席に座りながら、棺を囲む、葬儀会社の用意したありがちな葬儀用ガジェット(シュミラークル?)について思いをめぐらさせていた。 式が始まる前、親族に向かっ…

報道というプロペラは誰が回すのか トークラジオ「LIFE」の秋葉原事件特集についての違和感

報道という行為の循環構造 6月22日「秋葉原連続殺傷事件」Part2 (文化系トークラジオ Life)いつもpodcastで聞いているこのラジオ、先月22日の放送は6月8日の秋葉原通り魔事件についてだった。 その中で、サブパーソナリティの1人、IT・音楽ジャーナリスト・…

「承認」だけでは済まぬ問題たち―物語と承認の彼方に

「承認」の話が自分の観測範囲内でちょくちょく見られるので後出しじゃんけんをしてみる。「ロスジェネ」のシンポでも色々話が出たようだが、パフォーマンスと言えどナイーヴな議論も出たようで、またいくつかの議論はその焦点がぼやけているものもある、と…

「フォト・リテラシー 報道写真と読む倫理」

フォト・リテラシー―報道写真と読む倫理 (中公新書)作者: 今橋映子出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2008/05メディア: 新書購入: 6人 クリック: 84回この商品を含むブログ (48件) を見る1952年、後に写真史上にその名を残す写真集、『決定的瞬間』…

前回の西成地区暴動のエントリについての訂正

前回のエントリについて。コメント欄でのyas-igarashiさんとのやり取りを見ていただけると分かるが、「追記」として書いた部分 追記:ちなみに僕はこの件について「警察の暴力性」とかを批判するのはナイーブだと思っている。確かに警察の対応は横暴だが、そ…

西成区暴動と社会関係資本

最近脊髄反射でコメントしたりエントリ書いたりすることが多い。いやだなと思う反面自分の興味を惹く話題が多いのだなぁと思う。そしておそらくそれは社会が悪くなっている傾向なんだろう。社会学で社会を語る奴が出てきたら、その社会は悪い状態にある。 社…

思想地図シンポジウム『公共性とエリート主義』

雑感 昨日、新宿紀伊国屋サザンシアターで行われた思想地図シンポジウム『公共性とエリート主義』を見に行ってきた。今回のパネリスト?は宮台真司、東浩紀、北田暁大、姜尚中、鈴木謙介である。詳しい内容については他で上がっているだろうし書籍になる(は…

弱者の代弁者?

加藤智大は格差社会の代弁者ではない - the deconstruKction of right秋葉原の事件に関してもう書くつもりはなかったのだけれど、一つだけ。 この上記リンクのエントリのコメント欄が荒れ気味なのがよく分からない。この事件に関して出たエントリの中ではか…

なぜ「秋葉原」なのか―スペクタクル化という逆流

<ユートピア>の脱走者/破壊者 朝日新聞デジタル:どんなコンテンツをお探しですか?8日午後0時30分ごろ、東京都千代田区外神田3丁目の路上で、車が通行人らをはねた後、車から降りてきた男1人が通行人らに刃物で次々に切りつけた。東京消防庁による…

iPhone国内発売について気になる二つのこと

ソフトバンクモバイル、年内に「iPhone」を発売 - ITmedia +D モバイル via kwout昨日の夕方あたりからネットはあっちもこっちもiPhoneとソフトバンクの文字で溢れている。個人的にiPod周りに関してはジョブズの商法に踊らされまくっているので、iPhoneも初…

「昭和三十年代主義」という夢想、もしくは勝ち逃げの思想

昭和30年代vsポストモダン―定常型社会への回帰 昭和三十年代主義―もう成長しない日本作者: 浅羽通明出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2008/04メディア: 単行本購入: 7人 クリック: 181回この商品を含むブログ (60件) を見る オビ裏には「日本人が昭和レトロ・…

彼は誰に「話しかけている」のか―<見る―見られる>の関係性が作り出す共犯関係

Infoseek ニュース - ニュース速報、芸能スクープなど満載 最近ワイドショーや新聞を騒がせているこの事件だが、ここまで大きな扱いをされているのは、事件の猟奇性のほかに犯人が実に「マスメディア的」なタイプの人間であることに由来するのではないか。 …

デッドエンド・ジョブと若者―「ワープア論壇」の踏み絵

昨年度ゼミでお世話になった先生の文章がはてブでちょっと話題になった。五十嵐泰正「「ババ抜きゲーム」は続くのか?――国内第三世界化と外国人労働者」従来は家庭の中で女性に押し付けられていた再生産労働が、マーケットに委託され低賃金かつ他の職業にス…

「東京から考える」再考―都市を考えるためのマトリックス

昨年秋の「柏から考える」(柏初上陸―「柏から考える」の感想 - No Hedge!)について、先日のゼミでもう一度考える必要があったので色々整理してみた。*1これは柏がどうというレベルではなく、おそらく「東京から考える」東京から考える―格差・郊外・ナショ…